( 2003年に環境省へ納入されたことにより環境省の花粉情報配信業務に寄与しました) 当社では、社会貢献を目指す精神から花粉症患者に着目し、スギ・ヒノキ花粉の飛散量を リアルタイムで計数、配信することが出来れば、花粉症患者の自己予防と治療法の開発に役立てられる のではないかと考え1994年よりスギ・ヒノキ花粉計数機(KH-3000)の開発を始めました。
こうして開発したスギ・ヒノキ花粉計数機について日本アレルギー学会及び 日本花粉学会において発表し、1995年に「飛翔花粉の連続測定器の開発」、1997年に「PHS等の携帯端末を利用したリアルタイムスギ花粉情報提供の事業化」と「花粉症関与花粉一単位捕捉機の開発」で三度の中小創造法の認定を受けました。1998年には㈱アステル東京の携帯サイトにMOZIOのコンテンツ名で 世界初のリアルタイム花粉情報を提供し、多くのアクセスを戴きました。
2001年にインターネット上でスギ・ヒノキ花粉飛散情報の提供を行うため、 独立行政法人国立病院機構相模原病院(当時、国立相模原病院)と 「リアルタイム空中スギ・ヒノキ花粉情報のインターネットによる活用の研究」の 受託研究(治験)契約を締結し、2002年1月からは医療従事者向けサイトのMediProに ㈱ベーリンガーインゲルハイムと共同で毎時間更新するスギ・ヒノキ花粉情報を、同年2月からは一般向けにPPnetとして㈱CRCソリューションズと共同で3時間ごとに 更新するスギ・ヒノキ花粉情報を提供いたしました。
PPnetのアクセス数は1日20,000~30,000件と非常に多数を記録し、スギ・ヒノキ花粉情報が 花粉症患者に与える影響の大きさが実証されました。また、スギ・ヒノキ花粉計数機は、文部科学省 ( 気象協会扱い ) ・国立研究所及び医科大学・地方自治体等に納入され、さらに2003 年には環境省へ納入されたことにより、環境省の花粉情報配信業務に寄与することが 出来ました。
この功績により、2005年10月20日に、物品の製造及び物品の販売に関する一般競争参加資格 (全省庁統一資格)を取得いたしました。現在は、上記のスギ・ヒノキ花粉計数機を 更に発展させたモデルとして新スギ・ヒノキ花粉計数機 YS-H1( 光散乱方式 ) を開発し独立行政法人国立病院機構相模原病院(旧国立相模原病院)臨床部での検証を経て発表いたしました。