土地や家が売却できない。道路の幅は車の利便性以外にも影響
せっかく広い土地があっても、なかなか売れない。その原因の1つに前面道路の幅が関係することが多くあります。なぜなら前面道路が狭いと、車庫入れが難しいとか、車が通りずらいだけではなく、大型の工事車両が入ることができず、工事の費用が高くなってしまうことで、購入予算をこえてしまうケースがあります。 大型の工事車両が入れないと人の作業が増えます。つまり人件費もかさんでしまいます。古い建物を解体するにも、建設するにも工事費がかさむ。”費用がかさむ”と判っていても買い手が実際の見積もりを確認すると、土地はなかなか売れずに苦戦してしまうのです。 実際に相場より少し価格をおさえて売り出したとしても、それでも苦戦してしまうことが多いのが現実です。前面道路が狭い土地を少しでも高く売りたい時
そんなこといったって、高く売りたいですよね。大事な土地です。お金も大切です。ですから、そのような状況の土地でも、少しでも高く売たときの経験を基に販売方法を書いていきます。 ポイントは前面道路が狭くても気にしない人を探すことですね。では前面道路が狭くても気にせずに買ってくれる人とはどういった人なのか。 答えは個人ではなく、法人に買ってもらう事です。そして会社ならばどこでもいいというわけではありません。実はたとえ不動産会社であっても前面道路の狭い土地を購入することは消極的なことが多いんです。 ですから、ここで探すべきは、ポイント
●自社使用で土地を探している建築会社で、狭い道路でも建築する会社
●自社で建築をする不動産会社
前面道路が狭い土地を個人に高く売ることは出来ないの?
土地を売ることを現実的に検討されたことのある方はご存知かと思いますが、一般的に不動産を業者に買ってもらうとなると、相場よりも安くしか買ってもらえない事はご存知かと思います。 ではなぜ少しでも高く売りたいのに業者の選択しかないのか。その答えは、それもやはり建築コストが原因になります。確かに前面道路が狭い土地に興味をもってお問い合わせしてくださる個人のお客様もいらっしゃいます。 ですが、大体の場合は成約に至りません。なぜなら、そこの土地を買いたい人が、ご自身の理想の家を建てることを想定して建築会社に見積もりをとると、前面道路が狭く建築コストがかかるため予算オーバーになってしまうことがとても多いのです。 道幅の狭い土地でも興味を示すきっかけは、基本的には土地の価格が相場より少し安いから。ここなら買えるし、お得だなと思ってご覧いただくのですが、建築業者は道路が狭い分、余分なコストがかかることを想定して、工程ごとに見積にコストが加算され大幅に建築費がかかってしまうと、土地が割安でも、建築コストが高額で希望の建物を建てることができないということや、道路の広い土地を買って建築したほうが安いという矛盾にぶつかってしまうのです。 土地代そのものに、割安感があっても、業者のように多棟数の家を建築するケースでは、コストの増加分が分散されますが、個人住宅を1棟建てるけーすでは、解体工事や建築コストが、想像する予算をはるかに超えてしまうほど、割高になることがあります。 特に重機が入らないと古家の解体作業が手壊しで作業がおこなわれたり、基礎を作るためのコンクリートミキサー車が入らない時なども同様です。このような現場では、作業員の人件費が積み上がり工事費用が常に高くなります。 具体的にどのくらい割高になるかは、最寄りの広い道路からあなたの土地までが、どのくらい距離があるのか、あるいは道路の狭さ、3メートルなのか2メートルなのかなど具体的な幅により変わります。 また、工事の期間や作業の内容でも費用は大きくかわるため、個別の土地で大きく差がでます。このため不動産業者であっても狭い道路を嫌い購入には消極的になる傾向があります。狭い道路に面する土地を高く売る方法
そこで先ほどの2択にもどります。高く買ってくれるのはポイント
●自社使用で土地を探している建築会社で、狭い道路でも建築する会社
●自社で建築をする不動産会社
まとめ
狭い道路に面する土地を売るには、予想外に大変なことも多いです。土地価格だけの問題ではなく、周辺状況により様々な要素が絡んでくるからです。ですが土地を売る必要がでたときには、なかなか売れなくても諦めないでください。このことを思い出して、経験豊富な不動産会社に出会うことができれば、なかなか売れないピンチを案外するっと抜けることができるかもしれません。 わたしには数十年のお付き合いがある工務店があり、狭い道路に建築した物件を数多く販売してきた経験があります。この経験と事実を基に今回の記事を投稿しました。お知らせ
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